お茶の美味しさは茶葉の質、焙煎職人の腕、山の高低、季節によって決まります。そして何よりも入れ方でしょう。台湾の“工夫茶”はお茶の特性を十分発揮させる入れ方です。
お茶選びのチェックポインド
人が美味しいと言ったから飲んでみたけれど、自分には合わなかったということが結構ありますね。ですから、手っ取り早く美味しいお茶を仕入れるためには、自分の舌で確かめることが大切です。試飲ができない場合もあります。その時は、できれば茶葉を見せてもらいましょう。できるだけフレッシュなお茶を選ぶようにしましょう。
試飲も茶葉を見ることもできない場合は、人からの口コミ等をある程度信じて銘柄選別をせざるを得ません。その場合は、できる限り製造年月日の新しいものを選ぶことをお勧めします(ただし、普洱茶の場合は古いほど良いとされていますが。)。お茶は湿気や香りを吸いやすく、長い間放置しておくと変質したり匂いが飛んだりしてしまいます。
◎甘味料を付けた台湾烏龍茶の見分け方
実は、烏龍茶は一杯目からとても甘いと言うことはありません。最初の一杯は香りです、二煎、三煎目で甘味が広がるものなのです。「化学物質や、漢方薬に使う甘草、あげくには雞母珠(漢方の一種で、使いようによっては有毒)を使っているものもある」といいます。 皆さん、試飲する時は二煎三煎、出来たら四煎目まで飲ませてもらってください。と、いうのは、最初に来たその味が二煎三煎目まで続き、なお強くなるか見て欲しいのです。そして、四煎目で突然味が変わるそうです。甘味料などを付けたお茶は、味がしなくなる、味が全然違う、それは怪しんでOKでしょう。
◎「人工香料のお茶」とは?
化学的香料を添加したお茶は人体に影響を与え、茶道の精神に反するものです。金萱茶に多く見られます。気をつけましょう!
台湾茶山